処方されたリレンザは必ず最後まで服用する

投稿日:2017.09.06

インフルエンザの典型的な症状は、突然高い熱が出ることや、鼻水、喉の痛み、咳、関節痛などの全身的な症状です。
乳幼児や高齢者や持病がある人がインフルエンザにかかると、肺炎やインフルエンザ脳炎などの重い合併症になることがあります。
乳幼児や高齢者、持病がある人は早めに病院を受診することをおすすめします。

インフルエンザに関しては、今までは常識とされていたことが様々な研究によって、そうではないと明らかになっていることが沢山あります。

今まではインフルエンザは風邪よりもずっと症状が重いといわれていましたが、軽症や無症候性のものも多いと判ってきました。
そのため、知らず知らずのうちに感染を拡大させているようです。

インフルエンザでつらい症状が出ている時は、抗インフルエンザ薬を使うと症状が早く軽減します。
現在インフルエンザの治療薬には、タミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタが使われています。

タミフルが一番古くからある抗インフルエンザ薬で最も新しくできたのがイナビルです。
成人の場合、タミフルに耐性を持つウイルスに感染している可能性もあるので、リレンザを使うことが多いです。

リレンザは、吸入薬です。
容器から薬を噴射させてそのタイミングに合わせて吸い込みます。
子どもがリレンザを使った場合や咳がひどい人が使った場合は、このタイミングが難しくて上手く吸入できないことがありますが、大人で咳がひどくない人であれば大丈夫でしょう。

リレンザは医師が処方した通りの回数を守って、最後まで服用してください。
症状が良くなったからと言って自己判断で途中で止めてはダメです。
症状が出ていないだけで、ウイルスはまだまだあなたの体の中で活動を続けている可能性があります。

自己判断で途中で服用を止めてしまうと、ウイルスをまき散らして感染を拡大することにもなるので、医師の処方通りに最後まで使い切ることが大切です。
通常は1日2回で5日間吸入すると使い切ることになります。

また、抗ウイルス薬を使っているからと言って学校や職場に行っても良いという訳ではありません。
学校保健安全法によって、発症後5日を経過し、かつ、解熱後2日(幼児は3日)を経過するまでは出席停止期間です。

アクエリアスよりポカリスエット!効果的な食事とは

病院を受診してリレンザをもらってきて正しく服用する以外に、自分自身でも出来ることやご家庭でも出来ることとしては、水分補給や食事の工夫があります。

水分補給は市販のスポーツドリンクでOKです。
スポーツドリンクはアクエリアスよりもポカリスエットを推奨する医師が多いです。

それは、ポカリスエットの方が体液に近いからです。
100mL当たりのナトリウム量を比べると、ポカリスエットは49mg、アクエリアスは34mgです。
また、ポカリスエットの糖分はブドウ糖果糖液糖ですが、アクエリアスは果糖液糖でブドウ糖は使われていません。
ブドウ糖はスムーズに体内に吸収されてエネルギーになるので、熱がある時や風邪の時はブドウ糖が入っている方をおすすめします。

特に嘔吐がある時や下痢を伴っている時、発汗が多い時は、体液を失うのでポカリスエットで体液を補給することが大切です。

食べられるときは、消化の良い物を食べるようにしましょう。
喉が痛いのであれば、飲みこみやすく栄養価の高い物がおすすめです。
茶碗蒸し、ムース、リゾット風のお粥、卵とじうどんなどが一例です。
お母さんも子どもも寝込んでしまった場合は、料理を作るのも大変です。
薬局などで販売されている高齢者用のゼリーで固めたおかずなどを使うのも一方法です。
わさびやカレー粉などの香辛料は控えた方が良いでしょう。

熱がある時は、スープやポタージュなどが水分補給にもなって食べやすいでしょう。
冷たいものが口当たりがよく食べやすいですが、胃には負担がかかるので、少量ずつにしましょう。
ビタミンの補給に100%ジュースを凍らせたものもおすすめです。
但し、オレンジジュースは酸味が強くて吐き気をもよおすことがあるので、気をつけてください。

トマトを凍らせてすりおろしハチミツとレモン汁をかけた、トマトシャーベットなどもおすすめです。
一度に食べずに少しずつ食べてください。

安静にしてリレンザを正しく服用し、水分補給や栄養補給をして早く良くなりましょう。