リレンザはインフルエンザの予防にも使える

投稿日:2017.08.17

リレンザはA型又はB型インフルエンザウイルス感染症の治療及びその予防を目的に作られた吸引タイプの薬です。
リレンザはインフルエンザウイルスに直接作用する世界初の薬でインフルエンザウイルスが増殖するために欠かせないノイラミニダーゼというの酵素の働きを阻害する作用があります。
薬が効いている間はこの予防効果を得られることから予防薬としても使えると注目されています。

リレンザは用法用量は症状により異なりますが予防目的で使う場合には1日1回10日間、専用の吸入器を用いて吸入します。
そのためリレンザを予防目的で使った場合の効果は基本的に10日ほどと考えると良いでしょう。
抗インフルエンザ薬の予防投与はインフルエンザ患者との接触から36時間以内に受けるとより効果を発揮しやすいと言われています。

リレンザは残念ながら誰でも予防薬として処方してもらえるわけではありません。
原則としてインフルエンザを発症者と一緒に生活をしている場合や、インフルエンザを発症することによって重症化のおそれがある持病がある方に処方されます。
65歳以上の高齢者や糖尿病などの代謝性疾患がある方、慢性呼吸器疾患または慢性心疾患がある方なども対象になっています。

予防目的使用の条件に当てはまらない場合でも受験など重要な出来事を控えた方がインフルエンザ患者と接触を持ってしまったなどでは例外として処方されるケースがあります。
予防が必要と考えられる場合には医療機関に電話などで問い合わせをしてみることをおすすめします。
予防投与では保険が適応されない薬となっている点にも注意が必要です。

副作用の心配は少ない薬となっていますが、吸入する粉末のなかに乳蛋白が含まれているので牛乳や乳製品にアレルギーのある人は注意が必要です。
気管支喘息など呼吸器に病気のある人は喘息用の吸入薬を先に使用するなどの工夫が必要となります。
使用上の注意をよく読み、適切に使うことが大切です。

インフルエンザワクチンの予防接種はやるべきなのか

インフルエンザの季節になるとワクチンによる予防接種を検討する人も多いでしょう。
そもそも予防接種に使われるワクチンの役割は感染症にかかったことで抗体が作られる「免疫」という病原菌を攻撃する仕組みを利用したもので、あらかじめ体に負担のかからない程度に毒性を弱めたウイルスや細菌を体内に注射することで病気に対する抵抗力をつけることができます。

インフルエンザにはA型やB型など様々な型があるためワクチンに使われるインフルエンザウイルスは毎年変更されます。
そのため予防接種に使われたワクチンにない型のインフルエンザウイルスが発生した場合にはかかってしまうこともあることは覚えておきましょう。
あくまで予防であって完全に防げるわけではありません。

予防接種をするメリットはインフルエンザにかかりにくくしたり、インフルエンザになってしまったとしても症状が比較的重くならずに済むという点です。
病気になってしまった個人の症状を軽くすることはもちろん、家族など周りに移してしまう可能性も下げられるという役割もあります。
そのため免疫力の低い幼児やお年寄りの場合には予防接種をうけておくことをおすすめします。

アメリカではインフルエンザ予防接種効果に関係するT細胞は、午前中に活発になるという研究があるため、予防接種をうけるタイミングとしては午前中が良いでしょう。
例年12月から感染者が増え1月~3月がピークとなりますので、10月中旬~12月中旬頃までに病院に行くようにしましょう。

医師の判断にもよりますが体が弱い場合や子供の場合には2回受ける必要があります。
抗体ができるまでのタイミングは3~4週間かかると言われていますので早めに行動することが大事です。
リレンザの予防投与ができない方は予防接種を医師に相談すると良いでしょう。