リレンザにジェネリック医薬品はある?

投稿日:2017.09.25

リレンザはインフルエンザA型とB型の両方に効果があり、多数の患者に有効なインフルエンザ治療薬の1つです。
成分はザナミビル水和物で、専用吸入器のディスクヘラーを使って1日2回、5日間吸入する薬なので、妊娠中で薬が飲めない妊婦や授乳中の女性などにも処方できます。

元々、インフルエンザウイルスは呼吸とともに口や鼻から吸い込まれて、気道で増殖するウイルスです。
ウイルス中に存在するノイラミニダーゼと呼ばれる酵素の成分を直接阻害する吸入薬のリレンザは、気道にあるウイルスの増殖を抑えることができる即効性の治療薬です。
1989年にオーストラリアで開発され、2000年に健康保険適用外医薬品として日本で発売、2001年から健康保険の適用が承認されました。

吸入薬よりも内服薬の方が手軽なため、従来のリレンザはインフルエンザ治療薬としては2番手の売れ行きでした。
しかし内服薬では薬に耐性が付きやすいうえ、処方された患者が高所からの飛び降りるなど、インフルエンザ内服薬には重大な副作用があることが2006年に周知されてからは、リレンザの効果が見直され、2008年からはリレンザの売れ行きが高騰しています。
リレンザの効果が見直された時期と同時期から世界中で後発医薬品が研究され、インドのムンバイに本社を置くシプラ社からリレンザのジェネリック医薬品としてビレンザが発売されました。

ビレンザの成分はリレンザと同様のザナミビル水和物で、A型とB型の両方に効果があり、インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼ酵素を阻害して気道を守ります。
専用吸入器はレボライザーで、ビレンザと一緒に購入する必要があります。
ビレンザは海外から個人輸入で安く入手することもできますが、規則により1ヶ月以内の服用量までしか個人輸入はできません。
ビレンザは1回10mgを1日2回吸入するインフルエンザ治療薬なので、1回の輸入につき30mgまでの輸入となります。

ジェネリック医薬品のメリットとデメリット

ジェネリック医薬品の最大のメリットは、安さです。
先発医薬品とほぼ同様の成分で同様の治療効果がありながら、特許の切れた後発医薬品というだけで日本円にして1,000円近く安く購入できます。
厚生労働省も医療費削減の観点から、国民や処方箋薬局にジェネリック医薬品を積極的にすすめており、患者がジェネリック医薬品に移行しやすいように薬のパッケージを先発医薬品と似た色やデザインにするほどです。

メリットばかりに思えるジェネリック医薬品ですがデメリットもあり、先発医薬品と同じ成分と効果があるとは言っても、同じ処方で同じ形に製造しているわけではありません。
特に内服薬の場合は錠剤やカプセル、粉状など剤形が変わると体内で成分が溶ける早さが変わり、同じ効果があっても、効果が出るタイミングが変わってきます。

その点は、ビレンザは吸入薬のため体内での薬の吸収時間を気にする必要は無く、先発医薬品のリレンザと同じタイミングで同じ効果が期待できる、デメリットの低いジェネリック医薬品です。

ビレンザを開発したインドのシプラ社は、インフルエンザ内服薬のジェネリック医薬品も開発しており、インフルエンザ治療薬の筆頭格メーカーでもあるので、ビレンザの治療効果も充分期待できます。
吸入薬という時点で副作用が低いため、積極的に先発医薬品からジェネリック医薬品に変更したいインフルエンザ治療薬です。
個人輸入できる治療薬なのでインフルエンザの症状があるものの病院へ行く時間が取れない人にほどビレンザをおすすめします。

海外通販や個人輸入で取り扱っているビレンザは1箱20mg入りで、5mg粉末の平均価格は3,980円です。
リレンザは5mg粉末が4,320円なので340円安くなる計算です。