リレンザが使えるインフルエンザの種類

投稿日:2017.06.29

インフルエンザが流行しやすい冬 冬になると毎年気になるのが、インフルエンザの発症状況です、日本では例年数百万人から1000万人がインフルエンザにかかっています。

インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型の3種類に大きく分けられます。
蔓延するのは主に、A型とB型で、C型が蔓延拡大することはまずありません。
そのため、日本では現在、A型とB型の2種類に対して、ノイラミニダーゼ阻害薬という抗インフルエンザ薬があります。
また、A型のみに有効なM2たんぱく阻害薬やその他、RNAポリメラーゼ阻害薬という新薬が許可されています。

現在、最もよく使われている抗インフルエンザ薬は、ノイラミニダーゼ阻害薬です。
抗インフルエンザ薬と言えば、もっぱらノイラミニダーゼ阻害薬を示します。

ノイラミニダーゼ阻害薬には、カプセルとドライシロップがあるタミフル、吸入薬のリレンザとイナビル、注射薬のラピアクタがあります。

タミフルは10歳代の子どもには原則として使わないことや、イナビルは1回だけの吸引なので、上手く吸引できる人だけの使用になります。
そのため、現在最もよく使われている抗インフルエンザ薬は、リレンザです。

リレンザは、A型にもB型にも有効ですが、インフルエンザウイルスそのものを殺すことはできません。
リレンザは、ウイルスを細胞内に閉じ込めて、他の細胞に広がるのを阻止する薬です。

現代は、ウイルスと新薬とのイタチごっこだと言われています。
新しい薬を開発しても、ウイルスが耐性をつけてしまい、少し姿や形を変えて新型のウイルスが出現して新薬に対抗します。
タミフルには既に耐性をもったウイルスも存在します。
しかし、リレンザは今のところはまだ、ウイルスも耐性を得ていません。

リレンザが対応できるウイルスはA型とB型の2種類だけで、残念ながら新型ウイルスにはリレンザでは、立ち向かうことができないだろうと考えられています。
新型ウイルスに対しては、新しい薬の開発が待たれています。

リレンザで治療するときの服用するタイミング

リレンザの効果が期待できるのは、発症してから48時間以内だと言われています。
それを過ぎてからでも使ってみることはありますが、通常は発症して3日間を過ぎてしまうと、服用してもあまり効果は期待できません。
発症してから48時間以内が服用のタイミングだということを、覚えておきましょう。

また、熱が下がったからと言って、途中でリレンザを使うのを止めてしまうと、ウイルスが再び増殖してぶり返すこともあります。
解熱鎮痛剤や咳止めなどは、症状が治まったら止めてもかまいませんが、リレンザは決められた期間、医師から指示された通り使い続けてください。

通常は1日2回、5日間吸入します。
朝と夕方に服用するようにと指示されることが多いですが、2時間以上空ければ、朝と昼や昼と寝る前などでもかまいません。
また、食事の影響は受けないので、食後や食前でなくてもOKです。
忘れずに1日2回吸入できるように、時間を決めると良いでしょう。

リレンザは吸入薬であるため、直接薬が喉に届くので、ウイルスを抑え込む力が強いことが特徴の1つですが、服用時にタイミング良く吸い込む必要があります。
一度息を吐き出してから、素早く深く吸い込むことが上手に吸入するコツです。

このときに、容器の側面の穴を指で塞がないように気をつけましょう。
粉末薬が出て来なくなります。
薬が出てこないからと言って、横に向けたり裏返したりすると、粉末薬がこぼれてしまいます。

また、容器を水平に持たないと、粉末薬をこぼしてしまうことがあるので、小さなお子さんの場合は保護者が持って吸入させる方がよいでしょう。

リレンザは、基本的には大人も子どもも同じ量を吸入します。
子どものだから半分で良いだろうと、勝手に半分量にしてしまうと、効果がなくなります。
自己判断しないで、疑問に思った時は薬剤師さんや処方した医師に電話などで確認しましょう。