インフルエンザの潜伏期間とは?いつからにうつる?

投稿日:2017.12.19

インフルエンザはウイルスが体内に入ってすぐに発症するわけではなく、1~3日ほどの期間を経てから発熱などの症状が出はじめます。このようにウイルスが体内に入って感染しているけれど、まだ症状がでていない時期のことを潜伏期間といいます。

潜伏期間は病原菌の種類によってまちまちで、インフルエンザの場合にもウイルスの型などによって潜伏期間には幅があります。ほとんど場合が1~3日ほどの潜伏期間ですが、中には1週間ほどの潜伏期間を持つインフルエンザウイルスもあるようです。

インフルエンザウイルスが体の粘膜などに付着した時には、およそ20分で体内に取り込まれてしまいます。こうして体の中に入ったウイルスは徐々に数を増やしていき、その数が一定以上になった時にインフルエンザの症状が出はじめます。ウイルスの数の増え方は、1つのウイルスが体内に入った場合、8時間後には100個、16時間後には1万個、24時間後には100万個にまで増えています。細胞はひとつの細胞がいくつかに分かれるといった形で増殖するため、最初のうちは増殖スピードが穏やかであっても、数が増えるとともに増殖するスピードは上がり、いつの間にかものすごい数のウイルスが体内で繁殖していきます。

インフルエンザ感染後の症状について

ウイルスの数が最も多いのは発症後24時間~72時間だとされています。ちょうど一番激しい全身症状が出て、高熱がでている時です。この時期が感染力も最も強いとされています。ではウイルスの数がどれほどになると人へうつす危険が出てくるのでしょうか。インフルエンザウイルスは体内に入ってから急激に数を増やしてくるので、ウイルスが体内に入った時からすでに感染力はあると考えられます。つまり潜伏期間中で自覚症状が全くない時期でも、体の中にウイルスを排出しているので人に感染させる可能性が出てきます。

インフルエンザの感染ルートは?

インフルエンザがうつる時というのはどのような時かというと、感染している人の鼻水などの中にあるウイルスがくしゃみや咳などで空気中にだされ、それを他の人が吸い込む時で、これを飛沫感染といいます。他には鼻水などが付いている手でドアノブなどと接触して、ドアノブにウイルスが付着し、それを別の人が触ることでウイルスが他の人へとうつることで接触感染といいます。他には空気中にだされたウイルスがそのまま存在している時に、他の人がその空気を吸い込むことで感染することもあり、これを空気感染といいます。この中では飛沫感染で発症する人の数が最も多いとされています。

そのため予防方法としては、手洗いやうがいをして体の中にウイルスが入らないようにすることや、くしゃみや咳などで排出されたウイルスを体内に入れないようにマスクをすることがあげられます。インフルエンザが流行している時には、あちこちで感染の危険があるので、色々な予防方法を同時に行って感染を防ぐことが重要です。

もうひとつの予防方法は予防接種をしておくことです。感染する前に軽く感染している状態を作り出すことで、その病原菌に対しての免疫ができ、次に病原菌が入ってきた時にも重症化せずにすむという効果があります。インフルエンザの予防接種は接種したからといって必ずかからないというわけではありませんが、症状を軽くするという効果があります。

インフルエンザにかからないようにするには、まずは感染ルートをよく理解して、感染を起こさないように予防します。それでも生活をしている限りどこかで感染を起こしてしまうことがあるので、予防接種をしておいて、もしも感染してしまった時に備えておくと安心できます。インフルエンザは感染すると強い全身症状が出て苦痛の強い病気です。しっかりとした知識を持って感染予防を行いましょう。